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  1. FAQ 2007/07/23
  2. 1. 最長マッチ
  3. onig_new()の中で、ONIG_OPTION_FIND_LONGESTオプション
  4. を使用すれば最長マッチになる。
  5. 2. スレッドセーフ
  6. スレッドセーフにするには、以下の(A)と(B)のどちらかを行なえば
  7. よい。
  8. (A) Oniguruma Layer
  9. oniguruma/regint.hの中の以下のマクロを定義する。
  10. USE_MULTI_THREAD_SYSTEM
  11. THREAD_ATOMIC_START
  12. THREAD_ATOMIC_END
  13. THREAD_PASS
  14. 何らかの初期化/終了処理が必要であれば、以下のマクロに定義する。
  15. THREAD_SYSTEM_INIT
  16. THREAD_SYSTEM_END
  17. (B) Application Layer
  18. 同時に複数のスレッドが、正規表現オブジェクトを作成する、
  19. または解放する、ことを行なってはならない。
  20. それらのオブジェクトが全く別のものであっても。
  21. もう少し詳しい説明は、このドキュメントの中の
  22. "スレッドセーフに関する補足"に書いておいた。
  23. 3. CR + LF
  24. DOSの改行(CR(0x0c) + LF(0x0a)の連続)
  25. regenc.hの中の、以下の部分を有効にする。
  26. /* #define USE_CRNL_AS_LINE_TERMINATOR */
  27. 4. メーリングリスト
  28. 鬼車に関するメーリングリストは存在しない。
  29. //END
  30. スレッドセーフに関する補足
  31. スレッドセーフにするには、個別のアプリケーションの中で行うか、
  32. Onigurumaライブラリの中で行うか、どちらかを選ぶことができます。
  33. (Onigurumaを使用する側で対処するか、Onigurumaに対処させるか
  34. どちらか片方で行う必要があるということです。)
  35. これらの方法について、以下(A)と(B)で説明します。
  36. マルチスレッドAPIは、それぞれのプラットフォームによっても
  37. 異なりますので、以下の説明の中で具体的に何を呼ぶのかを
  38. 書くことは無理です。実際に使用されるマルチスレッドAPIで、
  39. 対応する機能のものを指定してください。
  40. (A) Onigurumaの中で対応する場合
  41. oniguruma/regint.hの中で以下のマクロを定義して再コンパイルしてください。
  42. USE_MULTI_THREAD_SYSTEM
  43. 単に有効にすればよいです。
  44. THREAD_ATOMIC_START
  45. THREAD_ATOMIC_END
  46. THREAD_ATOMIC_STARTからTHREAD_ATOMIC_ENDで囲まれた
  47. プログラムのコード部分をあるスレッドが実行中に、他の
  48. スレッドに実行権が移動しないことを保障するものに定義
  49. してください。
  50. (名前の通り、囲まれたコード部分をスレッドアトミックに
  51. するという意味)
  52. THREAD_PASS
  53. これを実行したスレッドから、他のスレッドに実行権を委譲
  54. するものに定義をしてください。(再スケジュールを呼び出す
  55. という意味)
  56. 対応する機能が全くなければ、空定義にしてください。
  57. (参考例)
  58. Rubyの場合を例にすると、
  59. Rubyは自分自身で独自のスレッド機能を実装しています。
  60. その機能を使用すると、以下のように定義すればよいことに
  61. なります。
  62. #define USE_MULTI_THREAD_SYSTEM
  63. #define THREAD_SYSTEM_INIT
  64. #define THREAD_SYSTEM_END
  65. #define THREAD_ATOMIC_START DEFER_INTS
  66. #define THREAD_ATOMIC_END ENABLE_INTS
  67. #define THREAD_PASS rb_thread_schedule()
  68. Rubyの場合、タイマ割り込みを使用して、スレッドの切り替えを
  69. 行っています。DEFER_INTSは割り込みハンドラの実行を一時的に
  70. 止めるためのマクロです。ENABLE_INTSマクロで割り込みハンドラ
  71. の実行を許可します。
  72. これによって、THREAD_ATOMIC_STARTからTHREAD_ATOMIC_END
  73. で囲まれた部分の実行中に、他のスレッドに実行権が移動しません。
  74. (B) アプリケーションの中で対応する場合
  75. 以下を保障するように、スレッドの実行を制御してください。
  76. 同時に複数のスレッドが、正規表現オブジェクトを作成する、または解放する、ことを
  77. 行なってはならない。それらのオブジェクトが全く別のものであっても。
  78. onig_new(), onig_new_deluxe(), onig_free()のどれかの呼び出しを、
  79. 複数のスレッドが同時に実行することを避けてください。同時でなければ別にかまいません。
  80. これは何故必要なのかというと、正規表現オブジェクトを作成する
  81. 過程で、内部で共通に参照するテーブルがあります。
  82. このテーブルに対してのデータ登録処理が複数のスレッドで衝突して
  83. 異常な状態にならないために必要です。
  84. // END